
下の写真のように重なり下側で上側をロックして浮きを抑える瓦(F型)もありますが、釘や
ビスで固定してこそ、その性能は発揮されます。
F型に限らずJ型(日本瓦)や波状瓦にも形状は違いますが強風や地震に対応している製品が
あり、一般に防災瓦と呼ばれています。海沿いの地域では塩害も考慮した材質を選ぶ必要が
あります。
最新の屋根材はどれも様々な天災に負けない工夫が施してあります。
一般に風が強いと風力で飛ばされてしまうと考えてしまいがちですが、問題なのは、内圧と
外圧の差 または上面と下面の圧力差です
風が吹くと屋根材の上面では気圧が下がり下面は隙間等から風が流れ込み行き場を失い気圧
が上がります、物体は高い方から低い方に向いますので屋根材は圧の低い方、上に引っ張られ
ます、(図1-1)屋根材の多くは材料の重なりの下側で釘等で止めてあるために重なりの上側が
起こされ更に大量の空気が流れ込み飛ばされてしまいます。
風下の屋根は複雑な気流になりやすく風上側より被害が大きい場合があります。
窓を開けたために室内の気圧が上がり屋根ごと飛ばされた話を聞いたことがあります。
左写真のカラーベスト等の棟のように貫等の木材が腐ったり痩
せてきて釘が効かなくなってきて板金棟が飛ばされてしまい、
気がつかず放置してある屋根をよく見かけます。この部分の寿命
は短く数年に一度の点検が必要です。

