地震による家の倒壊や傾きは、家の構造体の強度不足やバランスの悪さが、ほとんどの
原因です。
 家には建物全体の中心(重心)と耐力壁の中心(剛心)がありますが、窓等の開口部がある
ため、この2つの心にズレが生じてしまいます 開口部の大きな面は耐力壁の壁倍率を上
げる事でバランスを取る事が大切です。

地震対策

 阪神淡路大震災の時に全壊や半壊になった家の90%が1981年に施工された新耐震基準
以前の建築物だそうです 特に深刻なのは第1次オイルショック(1975年)の物不足の頃に
建てられた家と言われています。
 1981年以降の建築物は屋根の重さに関係なく安全だと言えます、それは筋交いや耐力壁
の量が多くなっているからです 瓦等他と比べて重い家はさらに強くしてありますが、
屋根の軽量化は局所への負荷が減るため有効でしょう。
 住宅は経年変化により初期の性能を損ねている場合もありますので、十分な配慮が必要
です。
 屋根にとって地震が問題なのは、ズレや落下です。
特に瓦等の自重で桟に引っ掛けてある桟瓦や土や南蛮等を盛りその上に熨斗瓦や丸瓦を乗
せて銅線等で縛ってある工法は、様々な揺れ、特に上下動で重力を失いずれてしまいます
したがって屋根の地震対策工法(ガイドライン工法)は、釘やビスを使った屋根材の屋根地
への固定にあります。
 この事はすべての屋根材にいえることですし、風対策にもなります。
 最新の屋根材全般は強い揺れにも対処できています。
シリコン等のシーリング材で瓦どうしを接着し固定してある屋根を見かけることがあり
ますが水はけの悪化などの悪影響をおよぼし、根本的な解決にはなりませんし間違った
考え方の工事方法です。

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